こんにちは、映像/グラフィックグループCGチームの衣川です。
マンションの販売広告用のビジュアル、要はマンションの完成予想図を主に制作しています。
これから定期的に、CGを用いた制作技術や制作に関する”こだわり”を発信していきます。
第1回目の今回は、植物についてご紹介します。
「マンションなのに、なんで植物?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
建物も作っているのですが、マンションの敷地内には多種多様な木や花が植えられており、マンションのCGを作るにあたり、とても重要な要素のひとつなんです。
樹木も3Dデータへ
これまで、植物を表現する為には、CG画像に木や花の写真を合成するのが一般的でした。
キャドセンターでは、物件の3Dデータに、樹木の3Dデータを入れることで、写真合成では得られないナチュラルな植栽表現を可能としています。
3D樹木制作には時間と手間が掛かるため、海外の販売サイトで購入するケースが多いのですが、『日本の木がない』『高さが違う』『仕様にバラつきがある』などあるため、自社で、いちから制作しています。
樹木をよく観察する
植物の種類は多種多様で、適当に作ると、不自然になってしまいます。
そのため、「どのように花が咲いているか」「どのように葉っぱが生えているか」など、実際の植物の細部、葉の形、色、幹の質感などもよく観察する事が必要です。
そして細かい形状にこだわるだけでなく、全体のシルエットも、とっても重要です。
木の形が少し違うだけで、見た目のイメージが良くも悪くもなってしまいます。
建物をより魅力的にみせるために様々な工夫や、経験とセンス、そして再現する技術が求められます。
物件の魅力を表現する上で欠かせない植物ですが、キャドセンターでは更なる魅力的な植物表現を目指していきます。
いかがでしたでしょうか。
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