こんにちは、コンテンツデザイン開発グループリアルタイムチームの戸本です。
7月〜8月にキャドセンター制作部のX(旧Twitter)アカウントに投稿したデモやサンプル等をご紹介します。
2018年に立ち上げた制作部アカウントは、技術検証で作成したデモを投稿したりしながら、制作部としての情報発信や交流を行っています。
各投稿には文字数制限もありますので、このまとめではより詳細な解説をしたいと思います。
ぜひ、以下よりご覧ください。
Twinmotionの検証はこれまで何度も行ってきましたが、今回は初めてVRゴーグルを使用したテストを実施しました。
VRゴーグルを介した描画において、非常に高い負荷がかかり、そのため人物アセットの配置数を大幅に減らす必要がありました。
都市データのビジュアライズにおいて、人物や車などの演出アセットは非常に重要だと考えています。
しかし、VR描画に関しては、まだ改善の余地があると感じています。
このような都市データモデルは、VR体験と非常に相性が良いため、特定のシチュエーションでは、実際に現地に行ったかのような気分を味わうことができます。
手軽にVirtual Realityを体験したい場合、このような都市の3Dデータが最適かもしれません。
先日、祇園祭で行われた大船鉾の巡行をVR空間で体験してみました。
大船鉾については監修を受けて制作されており、細部に至るまで高い再現度が実現されています。
実際には大船鉾の上部に乗ることは難しいかもしれませんが、VR上ではその制約がなく、自由に探索できるため、臨場感あふれる体験が可能です。
Cesium for UnrealとPhotorealistic 3D Tilesは、まだ新しい試みの技術であり、今後の発展には大いに期待できます。
Unreal Engine内でこれらのプラグインを活用すると、非常にリアルな街並みが再現され、特に上空からの俯瞰視点ではそのビジュアルが際立ちます。
検証ではゲームプレイのようなアセットと組み合わせてみました。
飛んでいく先々でモデルが生成されるので、永久的な飛行が可能です。
点群を活用してドライブ体験をすることは以前にも試みたことがありましたが、今回は特別な趣向を追求し、個人的な思い出の観光地を巡ることに挑戦しました。
バーチャル静岡の点群データは、その地域全域にわたり、ランドマークなども含めて詳細に収集されています。
このデータをUnreal Engine上で活用することで、過去に旅行で訪れたことのある御前埼灯台周辺の風景を再び訪れることができました。
これにより、思い出の地をバーチャル空間で再体験し、その感動や思い出を新たに味わうことができました。
最近、注目を浴びているのUEFN(Unreal Engine for Fortnite)の検証です。
キャドセンターでは、都市データの取り込みに関するさまざまな試行を行っています。
Epic Gamesからは、データのUnreal EngineへのインポートにDatasmithというデータ形式を推奨されていますが、UEFNについては現時点ではDatasmithを介したインポートがスムーズに進まないようです。
データのインポートに関しては、さらなる検証が必要です。
UEFNは、単なるゲーム開発の枠を超えて、メタバースとしての利用も見込まれています。
そのため、今後も様々な検証を行い、その可能性を最大限に引き出していくつもりです。
いかがでしたか。
X(旧Twitter)では引き続き実証実験からちょっとした思いつきまで、さまざまなテストサンプルを投稿していきます。
ぜひアカウントのフォローもお願いします。
キャドセンター制作部 @CCCSKB33
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