感覚を優先したスケール感 『deformation city』
新井 碧 / 元近 好一
Story
城壁に囲まれた街。
見たことがあるようでないような、違和感を覚える不思議な舞台。
Creator’s Voice
舞台は、中世ヨーロッパの面影が残るスペインの街角をベースに、近未来的な建築や、日本瓦や提灯、複数の外国語表記を取り入れることで、時代や地域を特定されにくい不思議な街に仕上げました。
制作においては、感覚と見た目を優先して、オブジェクトや空間のスケール・形状・色を調整しています。
遠近感を強調するために道幅を手前に来るにつれ広げたり、スケール感を強調するために車や電車のサイズを距離によって変えたり、リアリティを出すために経年劣化による壁の汚しを加えるなど、各表現に工夫を凝らしました。
モデルを変形
モデルをスケール
石畳のテクスチャ
建物の壁面
新しい表現手法について
ご覧くださりありがとうございます。
私たちキャドセンターは、クリエイティブ集団として常に新しいモノを創造創作する事を使命として、試行錯誤して
まいりました。
本展示は、そんな私達のスピリッツを表現するべく社内プロジェクトとして制作したものです。
クリエイター達が、通常業務での既成観念をとっぱらい、独自に試してみたかった表現方法を、心に持っている世界観を、
作品として制作する事にチャレンジいたしました。
これらはまだ芽を出したばかりの愛しい作品群です。
今後も、面白い変わった見たことない、そんな作品を生みだせるよう挑戦してまいります。
「新しい表現手法」共同制作者一同