Articles 社員インタビュー マネジメント 営業一筋17年! プレイングマネージャーが追い求める営業のカタチとチームマネジメント

3Dコンテンツ制作会社に入ろうとお考えの人に送る、キャドセンターの業務内容や取り組みを紹介する連載。第9回は、プロデュースグループ 営業2部で活躍する、佐々木 透さんにお話を伺いました。

クライアントと密にコミュニケーションを取りながら、先方の課題を解決し、その想いをカタチにしていく営業。佐々木さんは、そんな営業を17年にわたって続けてこられた大ベテランです。現在、プレイングマネージャーとして営業とチームマネジメントの二刀流をこなしている佐々木さんに、キャドセンターの営業ならではの魅力と、チームづくりの現在地について語っていただきました。

【プロフィール】

佐々木 透(ささき とおる) 
2007年:キャドセンター入社 
プロデュースグループ 営業2部所属 
住宅メーカーの注文・分譲住宅営業を経て、2007年にキャドセンターに営業として入社。 以降、17年にわたって営業に従事。現在、プレイングマネージャーとして営業とチームマネジメントで活躍中。

世界の広がりと新しい刺激を求めてキャドセンターへ

――以前は住宅メーカーで営業をされていたそうですが、どうしてデジタルコンテンツを主軸とするキャドセンターの営業に転職されたのでしょうか?

住宅メーカーで行っていたのは、家を買いたいというクライアントに対して注文住宅や分譲住宅をご提案する仕事です。ただ、こうした住宅営業の世界は個人の方向けに決まった商品を販売していくため、私としては規模や内容の面での広がりに欠けると感じる部分がありました。そこで、より広がりのある新しい仕事に挑戦したいと考えました。

そのようなときに出会ったのが、キャドセンターの営業の求人です。3DCGやARなど、これまであまり接してこなかった最先端のデジタルコンテンツを幅広い業界で展開しているところに魅力を感じ、思い切って転職しました。

――実際に入社して感じた環境のギャップについて教えてください。

まず何よりも驚いたのは、与えられる裁量が大きいところですね。前職では何を誰に販売するかといった判断や行動まで非常にシステマティックに管理されていましたが、キャドセンターはそういうことがなく、自由度が高いのです。「自分から積極的に動きたい!」「ぜひこんなことに挑戦してみたい!」というモチベーションがある人にとっては、魅力的な会社だと思いますよ。

そのほか、前職が個人営業であったのに対して、キャドセンターでは法人営業だという違いはありました。法人営業ではクライアントと長いお付き合いになるので、長期的な関係性を築いていく工夫は必要になると思います。

――入社後、どのようにして仕事を覚えていきましたか?

自由度が高い職場ではありますが、もちろん入社していきなり放置されたわけではありません。最初の1~2年はOJT期間で、先輩たちの営業に付いて回りながら、仕事の流れを教わりました。とはいえ、仕事の幅が広く、さまざまなシチュエーションが発生しますから、1から100まで教わるという形ではありませんでしたね。実際に自分で積極的に取り組んで、問題を乗り越えていくという経験が何より大切だと実感しました。そのうえで、テクニカルな部分は先輩たちがしっかりフォローしてくれました。

――3DCGや映像、AR、VRなど、さまざまなデジタルソリューションの営業を行うなかで、そこに難しさは感じませんでしたか?

扱っている商材こそ前職と異なりますが、クライアントと打ち合わせをして、プロジェクトチームを組んで、調整して商材をお届けするという流れは変わりません。新しい知識を学ぶこともむしろ刺激的ですし、そこまで大きな苦労はありませんでしたね。

自分で開拓していった営業分野が、今では会社の柱にまで成長

――これまでに経験されてきた営業の内容について教えてください。

入社当初に経験したのは、不動産に関する営業です。キャドセンターでは新築マンションや施設を紹介する3DCGなどを提供しており、そういった不動産系のクライアントに対して営業をかけていました。そして3年目ぐらいに、それ以外の新しい分野への営業を行う今の部署に移ったのです。当時この部署では、特定の業界の大口クライアントはなく、販売する商材も決まっていませんでした。非常に自由度が高い状態なのですが、裏を返せば自分で仕事を見つけてこないといけないわけです。そのぶんやりがいはとても感じましたが、何をどうやって営業していくべきなのか、試行錯誤する日々が続きました。

――その新しい部署では、どのようにクライアントを開拓していったのでしょうか?

私が注目したのは、博物館など展示分野のクライアントです。毎回新規のクライアントをイチから探していてはまとまった売上を確保するのが難しいと感じていました。一度だけでなく、繰り返し商材を必要としてくれるクライアントはどこだろうと考えたとき、博物館などの展示を行うクライアントに思い至りました。試行錯誤の末、展示分野のクライアントと長期的な関係を築くことができ、今では会社の柱にまで成長しました。大変な開拓ではありましたが、大きな充実感がありますね。

――そのような充実感があったからこそ、営業一筋で17年も続けてこられたのでしょうね。

そう感じます。そして展示分野も柱にこそなりましたが、まだまだ発展途上なので、もっと太い柱にしていきたいという思いがあり、そういった部分がモチベーションにもなっています。そして、扱うデジタルコンテンツの技術が日々進化し続けていることも大きいと思います。新しい知識を常に仕入れていかなければなりませんから、飽きがこないのです。

――クライアントに提案するうえでは、どのようなことを大切にしていますか?

ステークホルダー全体のメリットを最大化できるよう、うまくバランスを取ることですね。基本的には、クライアント、その先のエンドユーザーなどがステークホルダーになります。ステークホルダー全体がWin-Winになるバランスのよい提案をすることが大切だと思っています。当然、難しい調整が必要になることもありますが、無理を通そうとせず、柔軟に相談していくよう心がけています。

チームのレベルアップにも注力しつつ、オンとオフはしっかり区別

――チームの雰囲気について教えてください。

営業というと体育会系の厳しそうなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、うちのチームはそういう感じではないですね。営業にありがちな飲み会なども少なめです。20代から50代まで幅広く所属しながらも、とてもフラットで、働きやすいと感じます。

――現在、マネージャーとしても活躍されていますが、チームマネジメントで力を入れていることがあれば教えてください。

最新のトレンドやデジタル技術の発展が目まぐるしい為、営業メンバー間でより情報共有の意識を高めることに注力しています。以前は営業メンバー同士の情報交換が追い付いていないように感じることがありました。ですから、お互いに知り得た情報を共有して、チーム全体で成長していけるように取り組んでいるところです。

――ベテラン社員が多い一方で、チームには若手社員もいると伺いました。普段、どのようなアドバイスをされていますか?

若手社員には、まず「人を覚えよ」と教えるようにしています。仕事は他チームのメンバーとも広く関わりながら進めていくもので、営業だけでは成り立ちません。キャドセンターには、さまざまなスキルや経歴をもったプロフェッショナルが多くいます。誰が何を得意としているのかを把握しておけば、クライアントから相談を受けているときにそれをカタチにできる人の顔が次々に浮かんで、よい提案につながります。

――そういった指導の成果も感じていますか?

そうですね。最初は若手のメンバーが指示を求めにくる場面も多かったのですが、今では自分で積極的に進めていけるようになってきました。今後は、「〇〇さんにお願いしたい」と言われるぐらいクライアントに信頼され、自分のほうから企画を提案していけるようさらに成長していってほしいです。

――プレイングマネージャーの仕事はタフな部分もあるかと思います。プライベートとのバランスは取れていますか?

そうですね。バランスはとれていると思います。マネージャーの仕事の一つとして、自分の数字と各メンバーの数字を管理するのは大変ではありますが…私はオンとオフをしっかり切り替えるタイプなので、プライベートは頭を空っぽにして、存分に楽しんでいますね。特に好きなのが山登り。箱根や丹沢あたりの1000mちょっとぐらいの山に、毎月のように出かけています。それからバイクも好きで、自分でカスタムしたハーレーで伊豆や箱根、富士山あたりの山道を走り回ったりもしていますよ。

――プレイヤー、あるいはマネージャーとして、今後の目標について教えてください。

引き続き最先端のデジタル技術をうまく取り込みながら、クライアントのさまざまな要望により応えられるプロフェッショナル集団になっていくことが、個人としてもチームとしても第一と考えています。また、キャドセンターは比較的まじめなコンテンツを得意としていますが、展示分野などでは“カッコよさ”を求められることも増えてきているので、新たな強みとして伸ばしていきたいと考えています。

――最後のご質問です。営業にとって、キャドセンターとはどのような会社でしょうか?

決まったこと、与えられたことだけでなく、自分がやりたいことを自分の力でチャレンジできる、自由度の高い会社だと思います。

インタビュー終盤では、今後の目標について熱く語ってくれた佐々木さん。最後に、真面目ながらもチャーミングな人柄が垣間見えるアンケートをご覧ください!

 

まとめ/理感堂 冨増寛和